清澗寺家のラフ画公開(3)

清澗寺家
09 /25 2016
夜ごと蜜は滴りて(後)
※クリックすると大きくなります。
※禁無断転載、禁無断引用。どうかご協力をお願い申し上げます。

『夜ごと蜜は滴りて』雑誌掲載分後編の扉絵。2003年小説リンクスvol.2掲載。
清澗寺家シリーズはもともと『小説エクリプス』という雑誌に掲載していただいていたのですが、諸事情があって編集部が移籍。そのごたごたのあいだにこの作品を執筆していたので、シリーズを続けられるのかものすごく心配でした。もともと前後編×2本の予定だったのですが、それすらも叶わなくなるのではないかと。
結局、幻冬舎コミックスにレーベル移動が決まったのでほっとしたのを覚えています。
前編の扉と後編の扉では和貴の表情がまったく違っていて、その落差がすごく萌えです。新書の表紙も表情をどっちに寄せていただくかで悩んだのを覚えています。

『絢爛』に線画が掲載されておりますので、よろしかったら比べてみてくださいね。
こんな感じのラフなども掲載された『絢爛』はまだネット書店などで購入できるところもあるようなので、興味を抱いた方はどうかよろしくお願いいたします。→こちら
スポンサーサイト



清澗寺家のラフ画公開(2)

清澗寺家
09 /11 2016
罪の褥
※クリックすると大きくなります。
※禁無断転載、禁無断引用。どうかご協力をお願い申し上げます。

『罪の褥も濡れる夜』雑誌掲載分の扉絵。2005年4月号。おそらく前編ではないかと思います。
初めてラフをいただいたとき「モノクロなのにすごく細かい」って驚いたのを覚えています。そして完成原稿をいただいたときに、更に細かくなっていて驚いたものです。
個人的には冬貴の足を見ていただきたいのです。この足指の細部のエロス! お人形のように精緻でありながら、凄まじいエロスなのです。
なんかもうコメントすることは殆どないですよね。
このカップルにおいては、絵にしていただいたときのこの二人の関係性は常に対等だなと感じています。寄りかかっているようで、寄りかからない。むしろ、支えられているのは伏見のほうなのです。

『絢爛』に線画が掲載されておりますので、よろしかったら比べてみてくださいね。
こんな感じのラフなども掲載された『絢爛』はまだネット書店などで購入できるところもあるようなので、興味を抱いた方はどうかよろしくお願いいたします。→ 詳細

清澗寺家のラフ画公開(1)

清澗寺家
09 /05 2016
円陣闇丸先生とリンクス編集部からの許可をいただいたので、手許にある秘蔵ラフを少しずつ公開させていただきますね。
クラウディオのラフ
※クリックすると大きくなります。
※無断転載、無断引用はおやめください。よろしくお願いいたします。

キャララフの「ジェラルド」というのは、初期ではクラウディオの名前がジェラルドだったからなのです。
最初からクラウディオにしたかったのですが、当時の担当さんから「名前が長すぎて字数が勿体ない」と言われて止められておりました。というのも『せつなさは夜の媚薬』は全編書き下ろしなのですが、文字数がかなり多くなっていて入りきらないのが目に見えていたから、せめて名前だけでも短縮しようという知恵(?)だったんですね……。
しかしクラウディオは6文字だしジェラルドは5文字だから1文字しか変わらないですし、やっぱりどうしてもしっくり来なかったので、途中の稿から「クラウディオ」にさせていただいております。

ちなみに『せつなさ~』は雑誌掲載と思われてる方が多いようですが、初めてのオール書き下ろしなのです。セットの短編を和貴編にしたのは、当時そんなに道貴に人気がなかったうえにオール書き下ろしでは、道貴自身の認知度が足りなくて売れないのでは……と危惧し、担当さんと相談して和貴を再登場させたわけです。

このキャラクターラフはあまりの格好良さに『絢爛』に載せたかったのですが、私と編集部ともに手許にあるのがFAXでいただいたものだったので、画質の点からお蔵入りになりました。
『絢爛』に載せたものは、円陣先生が手許で保存してくださっていた原画です。
カラーイラスト以外にこんな感じのラフなども掲載された『絢爛』はまだネット書店などで購入できるところもあるようなので、興味を抱いた方はどうかよろしくお願いいたします。→ 詳細

和泉桂

BL小説とキャラノベを執筆中。
新規執筆のご依頼はメールフォームからお願いいたします。